ボイストレーニングコラム

綺麗な低音をしっかり出すためのトレーニング方法

低音を出せるようになれば、カラオケなどで歌える曲のバリエーションが増えますし、何よりも歌っている姿がかっこよく写るようになりますよね。今回は、ボイストレーニングを通して低音を出す方法などを説明していきます。

低音ボイスを出すコツ

低音ボイスを出すためには、どのようにすれば綺麗な低音ボイスを出すことができるかを把握しておく必要があります。次のポイントに注意をして低音を出すように心がけてください。

お腹から声を響かせる

周囲を魅了する低音ボイスを出すためには、お腹から声を響かせることが大切です。お腹で響かせることを意識して歌うと低音ボイスを発することができます。しかし、お腹から響かせようと意識して歌ってもうまくできないこともあります。

このような場合は、無駄にお腹に力が入ってうまく歌うことができない可能性があります。そのため、お腹で響かせるということだけに意識をするだけでなく、極力リラックスした状態を作りそのうえでしっかりと呼吸をするようにしてください。

遠くに声を飛ばす

お腹から声を響かせるだけではなく、遠くに声を飛ばしながら歌うことも大切です。遠くに届けるといっても、叫ぶような歌い方では低い声を綺麗な音を出すことは難しい可能性があります。

叫ぶのではなく、遠くの人に話かけるようなイメージで歌うと綺麗な音を出すことができます。

リラックスして遠くに声を飛ばす

低音ボイスを響かせることに重要なことは、リラックスした状態で綺麗な音を遠くに飛ばすように心がけてください。

効果的なトレーニング方法

低音ボイスを出すためには、どのような方法で低音ボイスを出すトレーニングをおこなえばよいのでしょうか。魅力的な低音ボイスをつくりだすために、次のような方法で低音ボイスを送りだすトレーニングを実践しましょう。

あくびの口を記憶する

低音ボイスを出す際は、喉を開くことが必要になります。しかし、喉が開いているかどうかは歌っている時に自分の喉の状態を見られないため、実際に自分の歌い方が正しいかどうかわかりません。

そこで、大切なことはあくびの口の形を覚えることです。あくびの形をすると、自然と喉が開きます。その結果、綺麗な低音ボイスを送り出すことが可能です。喉の開いた状態をしっかり確認したいという方は、鏡を使えば自分の喉の状態をチェックすることができます。

喉をひらくことは低音ボイスを出すためにメリットがあるわけではありません。喉が開いていない状態で歌い続けると、喉にダメージを与え結果的に喉を痛めてしまう恐れがあります。そのため喉を開くような歌い方を習得するように心がけてください。

呼吸方法の習得

お腹から声を響かせるために大切なことは、ドギーブレスと呼ばれる呼吸方法を習得することが大切です。一体どのようなものかというと、口を開き舌が出た状態で小刻みに呼吸をするというものです。この呼吸方法の特徴は、「ハッハッハッ」と小刻みに呼吸をおこないます。

この時、お腹が呼吸時に小刻みに凹凸を繰り返しているかどうかが重要です。凹凸がうまく繰り返されていないと、うまくドギーブレスができていると言えません。このことを意識して、しっかり習得しましょう。

さらにこの呼吸方法は横隔膜のトレーニングのつながり、効果的な歌唱トレーニングにもつながります。ぜひ歌手を目指す方は、今回紹介した歌い方を実践するようにしてください。

その他のトレーニング方法

低音ボイスのトレーニング方法は、別のやり方も存在しています。「低音マックス・ポルタメント」と呼ばれるトレーニング方法ですが、このトレーニング方法は工程が細かく指定されているので、自力でトレーニングを習得するのは極めて困難と言えるでしょう。

そのため、まずドギーブレスなどの呼吸方法を習得し、歌うために必要な基礎体力を作ることを優先的におこなってください。

ボイストレーニングで低音ボイスを習得

お腹を響かせながら声を遠くに飛ばすという意識をして歌を歌っていても、なかなか低音ボイスがうまく出せないことも考えられます。このような方は、自力のトレーニングだけで習得するのではなく、ボイストレーニングに通いスキルを習得するようにしてください。ボイストレーニングに通うことで次のようなメリットがあります。

プロから実践的なアドバイスを聞ける

最大のメリットは、プロから実践的なアドバイスを聞くことができます。特に低音ボイスの場合、綺麗な音を出すためには、歌い方のコツを知る必要があります。ボイストレーニングに通うことで、正しい歌い方を知ることができるので、実践的なアドバイスを知りたい方は、ボイストレーニングに通いましょう。

歌い方のクセを分析

ボイストレーニング通うことで、歌い方のクセを正すことも可能です。クセのある歌い方をすると、綺麗な音を出せない、喉を痛めるなどの問題が考えられるので、歌い方のクセをしっかりと分析するようにしてください。

まとめ

今回紹介したトレーニング方法をしっかりマスターすれば、綺麗な低音を再現することが可能です。自力のトレーニング方法でもしっかり低音を出すことが難しい場合はプロのボイストレーニング講座に通うことをおすすめします。ぜひ今回紹介した方法で綺麗な低音を出しましょう。

ランキングTOPページ